マッドハッターの保存の壺ブログ
ゲーム、小説、オカルトニュースなど気になったことを、日記として徒然に書いていく予定です。
「的を射る」か、「的を得る」か?「的を得る」は誤用ではない
夕食時のこと。

日課のNHKニュース7を観た後、民放にチャンネルを変えて(母がその方が楽しめるだろうから)ぼんやりテレビを観ながら食事していた。

と、やっていたのがクイズ番組。
そこでタレントの武田鉄矢氏が日本語に関する問題を50問連続で正答できるか?ってのをやっていた。

で、第一問が「的を○る」の○には何が入るか、という問題。
日本人の半数が誤答する問題だと紹介されていた。
武田氏は「的を射る」と解答し正解とされた。

この問題、二週間前なら私も武田氏と同様に答えただろうし、正解とされたことに疑問を持たなかっただろう。
しかし、実は「的を得る」でも間違いではないそうなのだ。

「的を得る」は誤用、としていた三省堂国語辞典が数年前に「誤用説が誤りであること」を正式に認めたようだ。
…という記事をたまたま最近読んだのだった(汗)。
↓。

2013.10.10~ 「誤った日本語」について調べてみます。
2014-02-15メモ
3‐3『三省堂国語辞典』第7版での「的を得る」の扱い


リンク先を読んで頂ければいいのだが、以下一部抜粋引用。

昨年末に『三省堂国語辞典』第7版が刊行されました*1。同辞典は第3版 (1982年) 以降、「的を射る」の項で「〔あやまって〕的を得る。」と書き続けてきましたが (当ブログ前記事参照) 、今回の改訂では次のように大きく記述を変えました。

※用例・文献の引用方法について

2014年

●的を得る句〔得る=うまく とらえる〕⇨的を射る句②。「的を得た表現」

(『三省堂国語辞典』第7版 三省堂 p.1460)

※「⇨的を射る句②。」とあるのは、「〈的を射る〉の項の②を参照」の意で、当該箇所は 「②急所に当たる。正鵠(セイコク)を射る。的を得る。」となっていました。

今回の改訂では「的を得る」が独立した子見出しに立てられた上で、「あやまって」の注記が削除されました。

この件で、同辞典編集委員の飯間浩明先生は、ツイッター*2で次のように述べられています。

「◆的を得る」は「的を射る」の誤り、と従来書いていたけれど、撤回し、おわび申し上げます。「当を得る・要領を得る・時宜を得る」と同様、「得る」は「うまく捉える」の意だと結論しました。

(飯間浩明先生ツイッター 2013年12月15日)
https://twitter.com/IIMA_Hiroaki/status/412139873101807616

「もはや誤用とは言えないほど普及したので、正用扱いにした」のではなく、「そもそも、これまで誤用扱いにしてきたのが誤りであった」というお考えのようです。


ということのようだ。
ふーむ。
「的を得る」は誤用だと、すっかり私も思っていた。
ってところでクイズ番組でまた誤りが拡がるのか、と思った次第。
武田氏の解答も間違いではないわけだが、問題の前提の「日本人の半数が」って部分に誤りがあるわけだし、選択肢の両方正解ならクイズとして成り立たないよな。

結局武田氏は48問目だか49問目だかに誤解答。
50問連続はならなかった。

クイズ。
漢字の読みとかは私も殆どわかったが、送り仮名の問題は間違えた(汗)。
パソコンで文章を書くことに慣れてしまって、それだけ自分で字を書いてないって事だろうなぁ。
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コメント
辞書は正しい言葉を載せる本ではありません
辞書は言語学の記述文法であるため、言葉の正誤を判断する材料になり得ません。
詳しくは下記のブログ「スライム国のおへや 的を得る元来正当論を滅ぼすためのブログ」に書いてあるので、一度読んでみてください!
http://surakokuheya.blog.fc2.com/
2017/01/24(火) 21:55:35 | URL | スライム国 #XEMWGCUM[ 編集 ]
Re: 辞書は正しい言葉を載せる本ではありません
コメントありがとうございます。

正鵠、が元は日本語でないことはよくわかりました^^
2017/01/28(土) 20:51:32 | URL | マッドハッター #QxbLVY.o[ 編集 ]
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