マッドハッターの保存の壺ブログ
ゲーム、小説、オカルトニュースなど気になったことを、日記として徒然に書いていく予定です。
映画「ホビット」三部作エクテンデッド・エディションを観てみた02
昨日の映画「ホビット」三部作エクテンデッド・エディションを観てみた01の続き。
ネタバレ含みまくりなのでお気を付けてお読み下さい。

昨日のエントリー、読みづらかったり説明不足の部分があったので若干加筆、修正させてもらった(汗)。
引き続いて感想。

スラインのこと
トーリンの父親であるスライン、原作では登場しない。
「ホビット」の時代には死亡しているのであった。
「ホビット」は第三紀2941年を舞台としている。
2850年、スラインがドル・グルデュアに幽閉されていたところをガンダルフが発見、モリアの鍵と地図を譲り受ける。
ドワーフの指輪はサウロンに奪われていた。
その時スラインは死亡している。
レゴラスのラブロマンスがあくまで+α要素であるのに対して、ドワーフとオークとの関わり部分は原作からの改変が多い。
これもその一部だ。
これは後述する。

バルドのこと
湖の町エスガロスの一庶民に過ぎないが、スマウグに滅ぼされた谷間の町の王家の血筋で公平公正な人柄から人望もある。
スマウグを倒し、ドラゴンスレイヤーの英雄となる。
原作にはバルドの子供の描写などないが、いてもおかしくはないしこれも+α要素でそれほど無理なく受け入れる事が出来た。
:::というか原作では突然現れてスマウグを退治してしまうキャラクターで、かなり唐突な印象だった。
バランスを考えれば、むしろ映画版ぐらいの描写があってもよい人物だ。
いきなり町の人間の代表となり、スランデュイルやトーリンと対等の立場で外交の席につく事になるが(汗)、原作でも映画版でも良くやったと思う。
…いきなりこんな立場には立ちたくないものだ。
引き立て役として統領の補佐官、アルフリドという登場人物が設定されているがこれは映画オリジナル。
スケールを小さくした「蛇の舌」のグリマみたいな奴だ。
同情の余地のない卑劣漢として描かれているが…
その最期は…ちょっと遊びが過ぎて浮いている気がした><。

五軍の戦の描写
「五軍」とは人間、ドワーフ、エルフ、オーク(ゴブリン)、ワーグ(魔狼)で五つの軍隊、だったと思うんだが…
映画ではワーグ軍単独では描かれていない。
映画では動物は言葉を喋らない設定で通しているようなので、単独でワーグ軍を描写しても面白くないと考えたのかも知れない。
原作ではオオガラスが喋ったりするし、「指輪物語」でも大鷲が喋ったりするんだが。
ちなみに原作のワーグはモルゴスとともに至福の地から渡ってきた堕落したマイアールの化身の末裔という設定。
ウンゴリアントの末裔のオオグモと同じような感じ。
吸血鬼もそうである。
映画に登場したオオコウモリがそれに当たるのかどうかは不明だが。

動物と言えばスランデュイルの乗騎が大角鹿だったり、ダインがブタに乗ってたり、同じくドワーフの山羊部隊だとかで画面が結構賑やかだった。
スランデュイルの大角鹿はまだわからんでもないのだが、何故ダインがブタ?とは思わなくもなかった。
なんかドワーフってこの作品では不遇に扱われているな…

攻城兵器を背負ったトロールとか、手脚がモーニングスターメイスのトロール(汗)とかも登場。
これらも当然原作には出てこない。
ちょっと遊びが過ぎて私はしらけてしまった。
モブ戦闘シーンの緊張感が欠けて見えるのは上記の事と、どうしても「ロードオブザリング}の黒門前での戦闘シーンと比較してしまうからかも知れない。
戦闘に参加している兵の数が圧倒的に異なる。
画面としての壮麗さというかスケールの大きさが桁違いで、みすぼらしく感じてしまうのである。
戦いの目的が、互いの欲得だけに基づいているためかも知れない。
元は宝石と黄金に目がくらんで戦ってるだけだものなぁ。
「ロードオブザリング}は人間とエルフを代表とする自由な民の未来を賭けた戦いだった。
じかも絶望的な。
戦いに勝利する事が出来ないのはわかっている。
ただただサウロンの目をフロドから逸らすためだけの、陽動作戦だったもんね。

トーリンとアゾグのこと
上記のようにドワーフ族とオークの因縁はかなり原作とは異なっている。
以前も書いたが、原作ではアゾグを倒したのはトーリンではなくダインである。
2799年、スラインの父王スロールがモリアのオークの首領アゾグに殺されたことから、ドワーフ達が決起,モリアのオークを襲撃する。
この戦いでスラインは行方不明(オーク達に捕らえられ指輪を奪われる)、ダインの父親ナインはアゾグと戦って死亡。
その後ダインが仇をとる。
この戦いでトーリンは割れた楯の代わりにオークの枝を用いた事から、オーケンシールド(樫の楯)の異名がある。
映画では実際にトーリンが木の枝を掴んで楯の代わりにして戦う姿が描写されていた(笑)。

原作ではオークを率いるのはアゾグの息子ボルグ。
トーリンはフィーリ、キーリの二人の甥とともにボルグの本陣に迫るも致命傷を負い、二人の甥はトーリンを守って戦死><。
…という簡単な描写しかない。
ではボルグは誰が倒したのか?というと…
ビョルンなのであった(汗)。
という訳で原作ではトーリンにはこれと言った戦功はないんだよな、これが…
映画ではアゾグはトーリンが相打ちとなりつつ討ち果たし、ボルグはこれまたレゴラス君のアクロバティックな戦術で倒されている。
想い人タウリエルの想い人(恋敵)キーリの仇である(ややこしい)。
レゴラスがボルグを倒す場面。
私の好きなりんたろうアニメ映画「カムイの剣」で、主人公が敵の黒幕を倒した場面と被る。
ジャクソン、「カムイの剣」観てたのかな?

昨日ちらっと書いたモルグルの剣のこととオルクリストのこと、ついでに映画オリジナル設定のラスガレンの宝石の事は、また明日にでも書きたいと思う。

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テーマ:洋画 - ジャンル:映画


コメント
「決戦のゆくえ」は冒頭のスマウグによるエスガロス襲撃シーンが最高に盛り上がりました。怪獣映画のサビを観てるような…
仰られている通り、原作ではひょいと出てきてスマウグを討ち取るバルド先生ですが、映画ではあのバリスタみたいな大弓で、息子の肩を借りて照準を付けるあたり実にカッコよかったです。
皮肉なことにそちらにテンション集めすぎて、自分的には五軍の戦いが高まらなかったのはアレでしたが(^_^;)
2016/01/29(金) 01:36:44 | URL | @2c #SFo5/nok[ 編集 ]
Re: タイトルなし
> 「決戦のゆくえ」は冒頭のスマウグによるエスガロス襲撃シーンが最高に盛り上がりました。怪獣映画のサビを観てるような…
> 仰られている通り、原作ではひょいと出てきてスマウグを討ち取るバルド先生ですが、映画ではあのバリスタみたいな大弓で、息子の肩を借りて照準を付けるあたり実にカッコよかったです。
> 皮肉なことにそちらにテンション集めすぎて、自分的には五軍の戦いが高まらなかったのはアレでしたが(^_^;)

五軍の戦はおちゃらけトロールやらドワーフでシーンとしてうまくまとまっていなかった印象はありますね~。
どうにも緊迫感とか悲壮感がなくて、観ていてのれなかった印象です。
ドワーフをコメディ担当にしてしまった副作用かな。
この作品(原作)の主役…というか牽引役はやはりドワーフなんですけどね。

バルドは原作では本当に唐突なキャラクターで、いきなり登場して竜退治!で戸惑うキャラクターでした。
映画版ではそのあたりが考慮されていてよかったかな、と。

原作「ホビット」は今日もエントリーで書きましたが伏線の回収がうまく出来ていなかったりで少々歯がゆい作品でもありまして、色々書きましたけどジャクソンの映画「ホビット」はそういう意味では楽しませて頂きました^^。
2016/01/29(金) 23:59:28 | URL | マッドハッター #QxbLVY.o[ 編集 ]
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