マッドハッターの保存の壺ブログ
ゲーム、小説、オカルトニュースなど気になったことを、日記として徒然に書いていく予定です。
本日のNHK「課外授業ようこそ先輩」を観ていた
本日放送のNHK「課外授業ようこそ先輩」を観ていた。
以前も紹介したと思うが各界の著名人が母校(主に小学校)を訪れ、彼らの特技を活かして特別授業を行う、という番組。
NHKニュース7が終わった後チャンネルを変えて、金曜日はこの番組を大概観ている。
面白いのだ。
発想の転換、という意味で様々なヒントが頂ける。
本日のゲストは加藤隆生氏。
「リアル脱出ゲーム」の発案者。
今回のテーマはゲームだった。

加藤氏は最初、生徒達を前に鬼ごっこを例にとり「夢のような事を現実で行うのがゲーム」(だいたいこんな意味の事)と語っていた。
鬼に追っかけられる事など現実には起こらないが、それを仮想現実として再現する。
一種のロールプレイとして、という意味だろう。
そして恐怖を仮想体験する訳だ。
なるほど。
言っている意味はよくわかるのだが、ゲームのシステム的な事(ルール)には触れていないな、と思った。
敢えて避けたのかも知れないが。

例によってTPRGの話になってしまうわけだが…(汗)。
うろ覚えで恐縮だが安田均著「SF・ファンタジーゲームの世界」(青心社)で著者安田氏はSF・ファンタジーゲームを二つの軸で説明していた(今ぱらぱら読み直してみたのだが、明確にそのように書いている部分を発見できなかった。しかしこの本で間違いなかったと思う)。
一つの軸は抽象←→具象、もう一つの軸は現実←→魔法(幻惑だったかな)。
この二つの軸がx,y軸として交差した図の中にSFゲームは分類できる、という考察だったと思う。
抽象←→具象とは一面的にはどれだけ現実世界を模倣(シミュレート)しているか?を表すものと言えるだろう。
例えば…リバーシ(オセロ)は極めて抽象的なゲームだ。
チェスや将棋も抽象的なゲームだが、それでもナイトやキングなど具象的なイメージを併せ持っており、現実のとある側面を具現化したゲームだといえる。
現実を模倣しているという事だ。
TRPGは具象的ゲームの最たるものとなる。

現実←→魔法とはゲーム世界を再現するルールシステムのリアリティさを表していた(と思う)。
TRPGを例に説明してみる。
現実世界でひたすら商社マンをロールプレイするゲームがあったとする。
ヒーローポイントだとか魔法だとかの要素は皆無でひたすら能力とスキルを活用して契約を取り、立身出世することが目的だとする。
プレイして面白いかどうかは別問題として(汗)。
このゲームは具象かつ現実に分類されるゲームとなる。

ファンタジー世界でヒーローポイントや魔法の要素があり、その世界で戦士や魔法使いとして冒険するゲームがあったとする。
そのゲームは具象かつ魔法に分類される。

安田氏はどのカテゴリーに含まれるゲームが良い、とはしていなかった。
↑の二つの例では私は商社マンのTRPGは正直やりたくないが(汗)、ではかといってあまりにも魔法的で因果の理解しにくい異世界でTRPGしたいだろうか?と考えると疑問だ。
因果、なんて言葉をいきなりだしてしまって恐縮だが、魔法とは現実の因果律とは無縁のところから発生するものだ。
だからこそ不思議で便利なものなのだ。
魔法の理論や手順がより具現化されるほど、それは魔法っぽくなくなってしまう。
いや、魔法としての魅力は無くなってしまう。
かといって「チチンプイプイ」と唱えればなんでも思い通りになる魔法世界などでゲームしても面白くも何とも無いだろう。
ある程度の「それっぽさ」「リアルさ」は必要である(類似の法則や感染の法則のような)。
これがゲームにおける非現実さ(魔法)とリアリティ(現実)であり、そのバランスをとるのがゲームシステムだと思うのだ。

冒頭の加藤氏は現実に夢(魔法)を取り入れて、ゲームを魅力的なものとすることは提案したが、そのルール的なさじ加減に関しては言及していなかった。
小学生には難しいと思ったのかも知れないし、そこを考察し体感して欲しかったのかも知れない。

↓今日の放送ではないが、角野栄子氏回。


課外授業ようこそ先輩【魔女の物語を作ってみよう... 投稿者 japantalk21
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コメント
安田均氏は80年代中盤から「トラベラー」翻訳、「エルリックサーガ」翻訳、コンプティーク連載版「ロードス島戦記」のリリースと、何かと面白そうな兆しが一気に始まった時期の(多摩豊や荒俣宏と並ぶ)立役者の一人であり、海外ファンタジーやゲームの紹介者として独特の位置を占めていた記憶があります。
「SF・ファンタジィゲームの世界」は当時からずっと欲しかったのですが、地方ゆえほとんど見かけず、現在でも微妙にプレミア古書価がついているので妙に買い求めにくい一品ですが(笑)当時を知る者としてはいずれ入手したいですね。
本文記事から少し離れてしまいまして、失礼しました(^_^;)
2015/12/26(土) 04:24:43 | URL | @2c #SFo5/nok[ 編集 ]
Re: タイトルなし
昨日はお疲れ様でした。
楽しかったです^^。

>安田氏
海外ゲームの紹介者としては雑誌ログインで連載を持たれたりしていて、「アメリカのゲームやってみたい~」という私の心に火をつけたのは(笑)安田氏かもしれません。
シンタックスエラーのコンベンションに一度だけプレイヤーで参加した事があるのですが,その時生の安田氏初めてお見かけしました。
プレイ中の卓を見学して回っておられたようで。
水野良氏もいたな、そういえば。
日本でのTRPG普及に与えた影響は計り知れない方ですよね~。

ウォーロック誌で「グループSNEの新規スタッフ募集」の広告を見た時に応募してみようかな、と思わなくもなかったのですが、確かまだ学生でしたし、英語力が必要とされるみたいなので断念した記憶が(汗)。
2015/12/27(日) 21:28:36 | URL | マッドハッター #QxbLVY.o[ 編集 ]
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