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マッドハッターの保存の壺ブログ
ゲーム、小説、オカルトニュースなど気になったことを、日記として徒然に書いていく予定です。
「エロイカより愛をこめて」38巻のこと^^
昨日本屋にて青池保子女史「エロイカより愛をこめて」38巻を購入。
今年で連載35年目だそうである。
一体何年お世話になっているのか?
いや消費者はこっちだからお世話をしているのかな(笑)

コミックで進行中の「聖ヨハネの帰還」は35巻途中からの続きのお話し。
コミックで既に4巻目に突入するわけだが完結はしていない。
おそらく次巻で終わるだろうと予測されるが…
調べてみると現在本屋に並んでいるプリンセスGOLD2011年9月号に最終話が掲載されているのだそうな…
うぬ~~~~。
秋田書店のせこい陰謀だ(笑)
つまりプリンセスゴールドを買えということか~~。
商魂たくましいな…

そもそも「エロイカ」は月刊連載だし、コミックの発売も半年に1回あればいいほうだ。
ストーリー上の一話が完結すればしばらく休止したりするし…
35年の連載でコミック38巻なのである(笑)長期休載期間もあったけれども…
次巻の発行は…来年か…

うぬぬ~、やはりプリンセスゴールドを買うしかないのかな…

現在のエピソード「聖ヨハネの帰還」はロシア製武器密輸ルートを探るエーベルバッハ少佐と、ビザンチンの美術品「聖ヨハネ」のモザイクに執着するグローリア伯爵(怪盗エロイカ)の対立と協力と…腐れ縁?を中心に進んでゆく(笑)
ややネタバレになってしまうが、少佐の追う武器密売商が伯爵の求める美術品を所有しているのである(これは「エロイカ」でのお定まりのパターンでもある)
そこに少佐と同じ目的で事件にからむロシア情報局の「仔熊のミーシャ」(これまた腐れ縁)、さらには「聖ヨハネ」のモザイクを狙う宗教的秘密結社「プネウマ」という四つ巴の構図となっている。

「エロイカ」はヨーロッパでの複雑な諜報活動を描く作品ではあるが、四つの組織が入り乱れる、というのも珍しい。
しかもメインが四つであり、密売組織と通じるロシア軍部(ミーシャとシロクマが懐柔と脅迫でなんとか情報を引き出す)とか、当の密売商自体も組織的に反抗するなど、非常に複雑怪奇なストーリーになっている。

話の順を追って読み進めていけば、特別難解なわけでもないのだが今回購入した38巻だけでは以前の話を良く覚えておらず、結局「聖ヨハネの帰還」全てを読み直すはめになってしまった(笑)

いや、基本面白いんですけどね^^

少佐、伯爵、ミーシャ等、おなじみのキャラクターがすっかり出来上がっているので、状況さえ与えれば勝手に話が出来上がっていく…という所まで昇華されているのではないかな、この作品は。
ついでに言えば、その周辺のキャラクター、部下A、B、G、Z、ボーナム、ジェイムズ君、等もだけれど。
それはそれで否定はしないし、大変結構な事だと思うのだが…
これ少女漫画雑誌連載で人気あるのかな??と他人事ながら不安になったり(笑)
読者はおっさんばかりだったりして…(汗)

以前も少し書いたが、最近作者と私のキャラクター解釈が若干異なることが気になる。
少佐や伯爵がやたらと「けっ!」という吐き捨てるようなセリフを口にするのが、これには違和感があるな~。
できれば「けっ!」はジェイムズ君専用にして欲しい^^

また絵柄も少し異なってきている。
今回の「聖ヨハネの帰還」で気になったのは部下Zが美男に描かれなくなったこと。
外見上、部下Dと殆ど変わりない。
また、伯爵もZに固執しないなど、Zのキャラクターが作者に重要視されていないむきが見られる。

反面、連載再開時から伯爵を中心とした人脈は連載初期よりも増えており、この話でもラヴェンナの古書店主ニコリーノが重要人物として登場する。
連載初期からの伯爵の人脈、イタリアマフィアのボロボロンテも熱くディープに登場するのだが(笑)

連載初期からのキャラクターも大事にして欲しいな~、と個人的には思ったのだった。

で、結局プリンセスゴールドを買うか否か?
…少女漫画雑誌立ち読みはさすがに恥ずかしい歳になってしまった…(汗)
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テーマ:マンガ - ジャンル:アニメ・コミック