マッドハッターの保存の壺ブログ
ゲーム、小説、オカルトニュースなど気になったことを、日記として徒然に書いていく予定です。
「おんぼろ宇宙船ときえた子どもたち」感想
数日前友人に奨められた「おんぼろ宇宙船ときえた子どもたち」(学研、アーンショウ著)を読んだのでその感想。
TRPG「トラベラー」の参考になりそうだったので読んでみた。

児童文学でおまけに古い作品。
シリーズは7冊あるようなのだが、近所の図書館には一冊しかなかった(しかも閉架)。
予想はしていたがかなりボロボロに痛んでいた。
すり切れやページ折れ、裂けたページの補修の跡が確認できる。
児童書ではよくある事だが…。
初版は1980年。
30年以上前。
実は私はこの作品の事を全く知らなかったのだが、なんとなく合点がいった。
1980年には私は児童書を読む歳ではなかったのだ(汗)。
「かいけつゾロリ」などに対象年齢は近い印象だ(ゾロリも読んだ事はないが)。

設定は…旧式宇宙船を家として星から星に渡り歩くトレーダー家族が主人公。
船長の父親と副船長の母親。
コパイロットを勤める兄弟。
テレパシー能力を持ち通訳万能なペット、ミニム。
愛犬のジャークが乗組員だ。

ネタバレになると困るのでストーリーの紹介は辞めておくが、楽しく読めた。
200ページ弱、イラストもふんだんに盛り込まれているので実際は100ページぐらいじゃないかと思うのだが、異星の描写や超古代文明の謎、異星生物とのファーストコンタクト、謎解き、困難な宇宙船操縦場面などきっちり詰め込まれていて飽きずに最後まで読めた。
確かに「トラベラー」のシナリオネタとして使えるかも?

イライアス船長
〈パイロット-3〉〈航法-2〉〈エンジニア-2〉
ドッシリーかあさん
〈スチュアード-3〉
ティム
〈メカニクス-2〉〈エレクトロニクス-2〉〈パイロット-1〉〈航法-1〉
サンチェス
〈パイロット-1〉〈接触-1〉

ぐらいだろうか。
コンピューターを扱うシーンがないのは時代かなぁ。
執筆されたのは出版よりもっと以前みたいだし。

続きも読みたいが、購入する程思い入れがあるか?と思うと「うーん」って感じだ。
機会が有れば読んでみられるのも良いかも^^。

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ロバート・F・ヤング「時をとめた少女」紹介感想
「時をとめた少女」(ロバート・F・ヤング著、ハヤカワSF文庫)の紹介感想。
やっと読み終えたので(汗)。
表題作含めて7つの短編が収められている。
以前時間物SFの短編集と書いたが、必ずしもそうではなかった。
一応一つ一つの作品の紹介。

・わが愛はひとつ
著作のため思想犯として100年の冷凍睡眠刑に処せられたフィリップ。
100年後解凍された彼は肉体的にはまだ27歳だが、その心は全てを失った老人のようにくたびれきっていた。
彼はよろよろとした足取りで、かつて住んだ町へと歩を進める。
100年前別れた妻の墓を捜すために…。

・妖精の棲む樹
ツリーマン(樹木技術員)のストロングは、植民星で1000フィートは越えようかという巨木の処理を担当する事になった。
この惑星で唯一残された樹の。
枝を落とし、最終的には木を切り倒すのが任務だ。
数日はかかる作業中、彼は樹上でテントを張り過ごす事となる。
そこで彼はドライアドと遭遇する。

・時をとめた少女
独身主義者のロジャーは、ある朝公園で夢にまで見た理想の女性と遭遇する。
その女性と再び会える事を期待して翌朝も同じ公園を訪ねると、そこには風変わりな少女が。
彼女は自分は異星人だと主張する。
少しからかってやろうと少女の話し相手になるロジャーだが…。

・花崗岩の女神
全長数十キロにも及ぶ巨大な女性の彫像。
この惑星の先住民が残したと思われるこの遺物にマーテンは登山で挑んでいる。
登攀するうち、彼の脳裏には初めて見たこの女神の事、妻の事が思い出された…。

・真鍮の都
マーカス・N・ビリングズは自動マネキン会社の時間旅行員。
過去のVIPP(歴史的重要人物)を誘拐して22世紀のコンピューター〈ビッグ・ピグマリオン〉によって解析、電子的なコピーロボットを作るのが自動マネキン会社のビジネスだ。
VIPPはその後記憶を消去されて過去に戻される。
9世紀のペルシャ、シェヘラザード姫を誘拐する担当となったビリングズはシェヘラザード姫の誘拐に成功する。
が、タイムマシンの故障により二人は見知らぬ異界へと飛ばされる。
魔神の跋扈する世界での冒険を通じ、リビングズはシェヘラザードに恋心を抱くようになる…。

・赤い小さな学校
養父母によって田園の村で育てられたロニー。
ある日都会の本当の両親に引き取られる。
しかし彼は生まれ育った村が恋しくて忘れられない。
優しかった養父母、そして学校の教師ミス・スミス。
ロニーはミス・スミスに淡い恋心を抱いていた。
彼は家出し、村へと帰る旅を決意する。

・約束の惑星
ポーランド人移民宇宙船のパイロット、レストン。
目的星に到着する前にスラスターの異常で急遽別惑星に宇宙船を不時着させる。
宇宙船は二度と使い物にならない。
また彼が打ったSOS信号が傍受されたとしても、救助隊が到着するのは90年以上先になる。
レストンと移民達はその星を新たな故郷として開拓を始める…。
やがてレストンはカトリックである移民達と自分との間に、文化的な溝がある事に気付き始める。


全ての作品について感想は書けないが、いずれの作品も叙情的で基本ウェットな作品だ。
そして「約束の惑星」を除く全ての作品でテーマは男女の恋愛である。
悲恋に終わるものもあれば、成就するものもある。
短編集としてこのあたりはバランス良く配置されていたよーな。

特に印象に残った作品に関して。

「わが愛はひとつ」は妙にデジャビュを感じる作品だった。
星野之宣の短編にこんな作品があったような…。
また以前も紹介したジャック・フィニィの「愛の手紙」を少し思わせたりもした。
「こうなるだろうと思ったらこうなった」的なラストで意外性はなかったが、古い作品なのでしかたないところはあるかも。
ただ、「こうなった」までの描写はうまい。

「妖精の棲む樹」は少々読んでいてつらかった。
文明批判やエコロジー的なメッセージ性が強い作品だ。
やや冗長に感じたのがつらかった事もあるのだが、主人公がドライアドと遭遇してからひたすら葛藤に苦しんでオマケに救いがない物語なので(汗)。

「時をとめた少女」は前二作に比して一転して明るくコミカルで怖い話。
読みやすかった。
短編集の表題作となっており、カバーイラストもこの作品から。
シライシユウコ氏という方のイラストみたいで、下手ではないのだが妙に少女漫画チックな絵柄で持ち歩いて読むのが少し恥ずかしかった(汗)。
SF的なトリックとしてはこの作品も古い印象はあった。

「花崗岩の女神」はこれまた陰鬱な作品で(汗)。
登山中の主人公がひたすら過去を振り返る内容なのだが、この主人公が馬鹿すぎて(笑)感情移入出来なかった。
ラストシーンは納得いくものだったが。

「真鍮の都」はこの短編集中で一番楽しめた。
シェヘラザード姫に恋したタイムトラベラー、という設定だけで面白そう、と思っていたのだ。
時間もので困難な(というかキモとも言うべき)、伏線の回収もしているしいい感じの出来なのだが作中一つだけ成りゆきの不自然さが気になった所はある。
ただ主人公がやはり馬鹿??(笑)というか直情的すぎるきらいはある。
このあたりは好き嫌いの問題になるのかも知れないが。

「小さな赤い学校」は…なんとなくブラッドベリの短編を思わせた。
今作品名を思い出せないが…。
一言で言えばちょっと怖い物語。
ごく短い短編だが、これもお勧め。

「約束の惑星」は異文化間の理解を描いた作品。
だがこの異文化とは異星人対象ではなく地球人同士なのだ。
ポーランド人移民と主人公。
主人公はポーランド系ではなく、名前からすると英語圏の人物ではないかと推測される。
そして聖書も読んだ事のない非キリスト教徒。
対してポーランド人達は熱心なカトリック教徒だ。
主人公は住民達から尊重はされているがなじむ事が出来ない事にいらだっている。
如何にして解決されたのか?は読んでのお楽しみ。

なんだかんだで全て紹介してしまった(笑)。
前述したが私は「真鍮の都」が一番面白く読めた。
こちらは長編として書き換えられたものもあるようで、機会が有れば読んでみたい。

以前も書いたがヤングの作品は読んだ事がなかった。
私としてはあまりに重い作品よりも軽快でコミカルな作品のほうが好みに合っているようだ。
60年代ぐらい執筆の作品が多いようで、SF的なアイデアはいささか古い印象があるがそれをいえばハインラインやアシモフも同じ。
その上で今でも魅せる作品を残したヤングはやはり評価されるべきだと思う。
日本での人気に対して本国アメリカではあまり評価されていないらしく、このあたりの事は訳者によるあとがきにも書かれていた。
少し残念。
今日ヤングの最高傑作?とされている「たんぽぽ娘」収録の短編集も借りてきたので、そのうちまたご紹介出来るかも知れない。



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ロバート・F・ヤング「時が新しかったころ」紹介感想
図書館で偶然手に取った本。
「時が新しかったころ」(ロバート・F・ヤング著、東京創元社、2014年発行)の紹介感想。
ヤングの作品は実は全く未読だ、ということに今日気付いた(汗)。
ウィキペディアの作品リストを見ていたら読んだ事のある作品が一つもなかったのだ。
「たんぽぽ娘」の名前ぐらいは知っていたが…。
勿論作家の名前も知っている。
何で今まで読んでみる気になれなかったのかは不明だ(汗)。
というわけで例によって簡単にストーリーの冒頭。

1998年、白亜紀の地層から人類の化石が発見される。
NAPS(北米古生物協会)のタイムマシン操縦者でありホログラファー(立体映像撮影者のことだと思われる)ジム・カーペンターはその化石が何者で、何故その時代で発見されたのか調査するため7000万年前の世界に派遣される。
彼がそこで見たのは一匹の恐竜に樹上に追い詰められた二人の子供だった。
「サム」(トリケラトプスにホログラムで擬態した武装トラック型タイムマシン)で恐竜を追い払い、二人を救助するカーペンター。
どう見ても現代アメリカ人にしか見えない二人の子供だが英語もフランス語もドイツ語も通じない。
彼らから渡されたイアリングを耳につけると突然彼らの言葉が聞き取れるようになった。
それは高性能翻訳機だったのだ。
さらにカーペンターは驚愕する。
二人は姉弟で誘拐犯にさらわれてこの地に来た事。
また彼らは火星の王女と王子だと言うのだ!
そこへ三機のプテラノドン型戦闘機が現れる。
誘拐犯達だ。
三人は「サム」に乗り込み、戦闘機からの逃走を試みる。


↑は裏表紙にある解説を少し詳しく書いた程度。
なんかめちゃくちゃだが面白そう…と思ってすぐに借りた。
あとで思ったのだが、この解説だとまるで「映画版大長編ドラえもん」みたいだな(汗)。
読後、内容は必ずしも子供向けでは無いのだがジュブナイルっぽいな、とは思った。

時間SFということもありネタバレはなるべく控えるが…。
姉弟とカーペンターとの心の交流がメインで派手なアクションシーンは殆ど無い。
設定としては「サム」本体もタイムトラベル能力はあるのだが、せいぜい5日の時間遡行が限界とされている。
現代から白亜紀まではタイムトンネルが開いており、その場所まで帰り着かなければ文明社会には戻れない。
このことからカーペンターは彼らを安全な現代に連れ帰るか、独力で火星に連れて帰ってやるかで葛藤する。
火星に連れ帰ってやるには誘拐犯達の宇宙船しか手段がない。
現代に連れ帰っても彼らを再び故郷である火星に連れ帰るのは殆ど不可能だ。
タイムトンネルを開くには莫大な費用が掛かるのだ。
また、当初の目的であった化石が誰で、何故そこにあったのかの調査も放棄する事になってしまう。
NAPSの予備調査でカーペンターはその化石となった人物が死亡した一週間前後の過去に送り込まれているのだ。
つまり近々誰かが死ぬかもしれないことを暗示している。
それは誰なのか?

もともと中編として書かれた作品を長編化したようで、このミステリー部分は長編ではあまり活かされていなかった印象だ。
私は中編は読んでいないのだが。
あとがきによるとこの同翻訳名の中編は1964年に発表されたそうで色々と合点がいった。
長編は1983年発表。
いくら何でも作品発表10数年後にタイムマシンが実用化される…という設定というか作者の意図に無理を感じていたのだ。
64年発表なら30数年後。
「BTTF」じゃないが30年後の近未来ならあるいは…って感覚は理解出来る。

前述したが全般的にジュブナイルっぽい内容だ。
善と悪との対立がはっきりと描かれており、単純で読みやすい。
基本カーペンター視点で描かれているが、これが姉弟の視点で描かれていれば完全に児童文学として成立しそうだ。
ラストも良かった。
最終章で解答を導きだそうと思案するカーペンターが真実に気付く過程ではぞくぞくした。
SFっていいなぁ、って感じで(笑)。

実は昨日書いたホットドッグの記述はこの作品中にあるのだった。
カーペンターがキャンプで二人をもてなす場面で。
カーペンターはホットドッグの後にはマシュマロをキャンプファイアーで炙り、ココアを淹れる。
三人の最初の交歓の場面なのだが、妙にほのぼのしていて良かった。

…自作のホットドッグは今ひとつだったが(汗)。
マスタードが古くなっていたようで酸味が強すぎた。
また今度挑戦しよう!

時が新しかったころ

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画像が貼り付けられない(汗)。
絵本みたいな表紙デザインもこの作品には似合っているかも。

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「英国パラソル奇譚 アレクシア女史 埃及で木乃伊と踊る」の感想
「英国パラソル奇譚 アレクシア女史女王陛下の暗殺を憂う」の感想の続き。
この巻でシリーズは一応の完結を迎える。
以下ネタバレ含みまくりなので気をつけてお読み下さい。

アレクシアとマコン卿の娘ブルーデンスははや二歳。
アケルダマ卿の養女となり彼の邸宅で養育されている。
その隣の邸宅に引っ越してきたウールジー人狼団は今やロンドン人狼団と呼ばれている。
元マコン卿の従者であり役者でもあるタンステルとその妻、アレクシアの親友であるアイヴィーの劇団の初公演に出掛けたマコン夫妻だが、そこで吸血鬼女王ナダスディ伯爵夫人の招待を受ける。
着替えのため一度自宅へ戻ると、スコットランドキングエア人狼団の女性アルファ、シドヒーグが訪ねて来ていた。
「神殺し病」の調査の為エジプトに送り出したキングエア団ベータ、ダブが行方不明となった、彼女はその捜査の協力を求めに来たのだ。
マコン卿が同伴できなくなったため一人でナダスディ伯爵夫人邸宅に赴く事にしたアレクシア。
ナダスディ伯爵夫人の用件はアレクサンドリア吸血鬼群のマタカラ女王がアレクシアとブルーデンスをエジプトに招待すると言う伝言だった。
招待というより命令に近い。
マタカラ女王は世界最古の吸血鬼。
アレクシアは反異界族、しかしブルーデンスは超異界族とも言える特殊な能力を持って生まれた。
マタカラ女王が二人を呼びつけたのは、そのことが関係しているに違いない。
帰り道、駅の待合室でアレクシアは浮浪者のような男性に話しかけられる。
それは髭がぼうぼうに伸びたダブのやつれ果てた姿だった。
彼はアレクシアに彼女の父親、アレッサンドロ・タラボッティがエジプトで為した事をやめさせなければならないと警告する。
その直後、どこからか放たれた銃弾に倒れる。


「神殺し病」とは異界族の特殊能力を奪う病気のことだが、一定のエリアを離れれば症状は治まる。
個人が罹る病気というより広範囲に渡って反異界族に触れられているのと同様の症状が発生するという現象だ。
異界族は代謝が止まっているためか髭や髪は伸びない 設定なのだが、ダブが髭もじゃになっているのはこの「神殺し病」の発生域に長期間滞在した事を意味しているのだろう。

物語は文字通り大団円を迎えて完結した。
それは実に見事に。
が…。
偶然というか幸運の要素が多すぎて少々納得いかない。
具体的に書くと少々ネタバレしすぎるのであまり書けないが。
一つだけ書くと昼間族から異界族への変異のこと。
このシリーズ中人狼が二回、吸血鬼が二回この変異を試す場面がある。
そのうちの3回が成功している。
変異には危険を伴い成功率は低い設定。
失敗すると勿論昼間族は死亡してしまう。
男性の方が成功率が高く、女性は一般的には変異に耐えられないと考えられているのだが、この成功した3回のうちの2回は女性を変異させているのだ。
しかもこの4回のうち3回は「致命傷を負った昼間族の命を救うため」に行われている。
志願者を変異させたのは1回のみ(失敗した1回は吸血鬼のドローンだったので承諾済みと言えなくも無いが)。
他の成功した2回はいずれもアレクシアの友人で作中でも重要人物。
…なんだか都合良すぎないか?
というかこんな事で簡単に変異させてもいいのか?
異界族的にどーなんだ?、と思うのだ。
非常にご都合主義を感じてしまう。
このあたりが私は妙にひっかかって素直に楽しめなかった理由のひとつだろうと思う。

もう一つはご都合主義ではないが、性的な描写やシチュエーションが多いことかな。
アレクシアとマコン卿のことは以前も書いたが、同性愛的なシチュエーションも幾度か描かれている。
物語にこれって必要?と思うとそうでもないような(笑)。
作者が好きなのか、あるいは敢えて読者の需要に応えているのかわからないが。
それとも両方かな。

今後のアレクシアの懸念としては、ブルーデンスの将来のことと厄介な異父妹フェリシティの事ぐらいだろうか。
この巻でフェリシティが姉へのコンプレックスを吐露する場面があるが、自己評価の高すぎる人間の嫉妬が根本にあり実に見苦しいところが良かった(笑)。

成長したブルーデンスを主人公としたシリーズもあるようで図書館にもあったが、読むかどうかは微妙だ。
まぁ取りあえず楽しめたので良かった、と日記には書いておこう。

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図書館で本を三回連続で借りる事は出来るのか?
先日知人と話をしていたときのこと。
私よりも20歳ぐらい年配の方なのだが、近所に出来た図書館で本を連続で借り続けているという。
その図書館、基本返却日は2週間後と定められている。
返却日までに読み終えていない等の理由で延長(というかもう一度借りる)も出来るのだが、これは一回だけが原則のはず。
つまり最大で4週間までしか借りられない。
その後は一旦図書館に返却する事になる。
確か大学図書館も同じようなシステムだったと記憶している。

ところがその方は返却後30分程度時間がたった頃、書架に戻った同じ本をまた借りるのだそうだ。
その本は常に貸し出し中状態となる。
ご本人は特に何も問題を感じていないようだった。
借りる側としてはそれで不便はないが…。
図書館側としては問題なはずである。
蔵書として登録はされているが、一個人の私物と基本代わりがない。
図書館の在り方としてそんな貸し出しをすることはおかしな話…のはずだ。
他に借りる人がいないのなら、有効に利用されていると言えなくも無いが(その方の借りているのは手品の本である。おそらく練習するために手元に置いておきたいのだろう)。
図書館の規約を確認してはいないが、果たして三回連続で借りる事が出来るのか?
今日試してみる事にした(汗)。
ちなみに何故規約を確認していないかというと、確認して「だめ」と書いてあったら試す事ができなくなるからだ(笑)。

先日から読んでいた「英国パラソル奇譚 アレクシア女史」シリーズ。
最終巻を同じ図書館で借りていたのだが今月忙しくて殆ど読めなかった。
一回貸し出しを延長してもらって、今日が返却日だった。
お昼頃返却して、三十分ほど書架を眺めて時間を潰す。
オールディスの「地球の長い午後」がある。
これ読みたかったけど読めなかった本だ。
新訳の「ナルニア」もあるな。
いつか借りよう!とか思っていたら30分経ったので書架を確認してみる。
「英国パラソル奇譚」はまだ書架に戻ってきていなかった。
そのまま図書館に居続けるわけにもいかなかったので、一旦家に戻って所用を済ませる。
で、夕方五時頃もう一度行ってみたのだが(徒歩二分ぐらいなのだ)やはり書架に戻ってきていなかった。
このシリーズ、何時行ってもシリーズが書架に全巻あるので私以外に借りてる人はいないのだろう、と思っていたのだがこの時別の巻が一冊なくなっている事に気付いた。
誰かが閲覧しているか、あるいは貸し出されているか。
他の巻が貸し出されているなら、予約があって書架に戻されていないのかも知れない。
…今ネットで調べてみたら、「貸し出し可能」となっていた。
単に土曜日で忙しかっただけなのかな。
明日にでもまた貸し出しできるかどうかチャレンジしてみよう(汗)。

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