マッドハッターの保存の壺ブログ
ゲーム、小説、オカルトニュースなど気になったことを、日記として徒然に書いていく予定です。
日本ゲームの英訳
少し遅くなったので紹介だけ。

ドラクエやモンハンの世界をどう訳す? 「教会の十字架の形まで変える」ゲーム翻訳の奥深き世界 (1/4)

以下少しだけ引用。

依田:海外では宗教問題ってすごくセンシティブですし、クレームが来る可能性があるものはできる限り取り除きます。ほかには、人種差別やセクシャル関連の言葉も要注意です。特に、なぜか日本語をそのまま英語にするとセクシャルな変な言葉になってしまうことって多いんですよ。

 私たちが関わった作品ではありませんが、有名なのだとポケモンですね。「Pocket Monster」は性的な意味を含む隠語ですので、海外ではフルネームでは呼びません。また、そのまま「Pokemon」としてしまうと、新たに性的な意味を連想させる言葉が入ってしまうので、そう読ませないように「e」のところにアクセント符号をいれる工夫がされています。

アルト:1997年に発売された『THE HOUSE OF THE DEAD』というガンシューティングゲームに、「来ないで! 来ないで! 来ないで!」というシーンがあるんです。本来はこれを英語にすると「Stay away!」や「Go away!」が正しい。ですが、これがそのまま直訳されてしまっていて、「Don't come!」になってるんですね。実は「come」はかなり性的な意味がある言葉なんですよ。当時訳した方にそんなつもりは全くなくて、知らずに直訳されているだけなんですけど。


ドラクエでは協会の十字架が変えられた、という話は聞いた事があったがポケモンがセクシャルなイメージのある言葉とは知らなかった。
以前紹介した動画でも確かに"e"にアクセント置いてたなぁ。

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「火吹山の魔法使い」ボードゲーム
昨夜、とある資料を捜して本棚(ゲーム棚ともいう)を眺めていたら、"The warlock of firetop mountain"のボードゲームが目に入った。
これ勿論同名ゲームブックのボードゲーム版。
デザイナーはスティーブ・ジャクソン(英)だ。
30年ぐらい前に旧D&Dの新和が日本語訳ルール付属で輸入販売していた。
最近でも国内で売ってるのかな?
画像はこちらよりお借りしました(クリックで大きく表示されます)。

火吹き山01

もう何年もプレイしてないな、と思って蓋を開けてみると…マップとルールブックはあるのだがカード類とユニットがない!
がびーん。
…そういえば引っ越ししてからこっち、蓋も開けてないよな…。
どこにやったんだ?と考えていて思い出した。
このゲーム付属のユニット、プラスチック製の立体フィギュアでランナーから切り離してしまうと箱の中でごろごろして収まりが悪いのだ。
なので透明プラスチックのケース(昔懐かしの3.5インチフロッピーディスクの空き箱/汗)にカード類と共に別に保管していたのだ。
で、それを捜す事小一時間。
ひょっとして引っ越しの時に捨ててしまったのでは?と思いつつ昨日は捜索を諦めた。
本日もう一度確認するとゲーム本体のすぐ傍にあった(汗)。
本棚の奧、視線の届かない所にひっそりと。
取りあえず良かった^^。

簡単にゲームの紹介を。

火吹き山02

↑画像がこのゲームのマップ。

プレイヤーは冒険者となり、ダンジョンを冒険しつつ鍵を集め、ザゴールの宝を奪うのが勝利条件。
ザゴールを倒しても必要な鍵をそろえられず、宝箱を開ける事が出来なければ負け、となる。
TRPGではないので、他のプレイヤーは基本競争相手となる。
まずプレイヤーの操るキャラクターの能力値を決める。
作成手順が若干異なるが、FFゲームブックの冒険者と同じ能力を持っている。
始める前の準備として、ダンジョンの各部屋に宝物カードとエンカウンターカードを伏せてランダムに配置する。
決められた場所に配置しなければならないエンカウンターカードも存在する。
宝物カードはその部屋のエンカウンターをクリアしなければ手に入らない。
例えばモンスターであればモンスターを倒さなければならない。
エンカウンターにはモンスター以外に罠や盗賊、乞食、カジノ、商人、金貸し(シャイロックという名前だ)、呪い師("まじない"ではなくて"のろい"他のプレイヤーを呪ってくれる)など多彩だ。

また宝箱の鍵のナンバーをランダムに3つ決める。
これには1~9までの数字の書かれたキーチャレンジカード9枚を使用する。
伏せたキーチャレンジカードからランダムに三枚を抜いてザゴールの宝箱の下に隠す。
残りは各プレイヤーになるべく等分になるように配る。
また各自に一枚「ブランク」と書かれたキーチャレンジカードも配る。
各プレイヤーは自分のキーチャレンジカードの番号は宝箱の鍵ではない、と知る事になる。
ダンジョンで見つかる宝物カードの中にはナンバーを振られたキーがあるが、正しいキーナンバーを推測し入手しなければならないわけだ。
そのためにキーチャレンジを行う。
移動のサイコロを振る時に1の目が出るとキーチャレンジが可能となる。
キーチャレンジはまず鍵のナンバー一つを宣言する。
他のプレイヤーはキーチャレンジカードを一枚、そのプレイヤーの前に伏せて置く。
そのナンバーのキーチャレンジカードを持っていれば必ずそれを出さなければならない。
もし持っていなければブランクカードを伏せて出す。
キーチャレンジしたプレイヤーはカードを見て伏せたまま元のプレイヤーに返す。
この繰り返しで消去法によって本当の鍵ナンバーを推理し、さらに鍵を入手しなければならない。
なお、鍵は通常鍵束となっていて同じナンバーの鍵はゲーム内に複数存在する。
またスケルトンキーと呼ばれる万能キーもあり、これは一つの正しい鍵の代用と出来る。
ある種「クルー」的な推理ゲームの要素もあるのだった。

プレイヤー同士はアイテムの交換・売買を自由に行う事が出来るのだが、戦闘は出来ない。
鍵の入手は運の要素が大きいので、交渉がものを言うゲームかも知れない。

ダンジョンの最初の階層で強いモンスターが出てきたり、ミノタウロスが9番の鍵を持っていなかったり(当たり前だ)「火吹山」GBをプレイした事のある人には感慨深いゲーム(笑)。
大学にいた頃何度もプレイしたが楽しめた。
ただ中盤以降ややだれる印象がある。
ランダムダンジョンな訳だが、プレイヤーによっては手詰まりに近い状態になってしまう事がある。
思うようにアイテムが手に入らず(特に鍵)、技術点が低くてまだ入手されていないドラゴンの宝を狙う事も出来ない、とか。
プレイ時間は2時間とされているようだが、プレイヤー人数が多いともっとかかる。
FFになれていない人だと、キャラ作ってプレイ準備で30分はかかるかも。

AFF2eのシナリオに困った時には利用できるかも知れない(笑)。
というか、このゲームならオンラインでプレイ出来るかも知れないな。
カード類をデータで準備しておけば。

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昨日のちょっとだけおまけ
昨日のAFF2eの記事、投稿後になぞなぞの答えを書いていなかった事に気付いて少しだけ追記した。

少し補足だが、PLにかなり鋭い人がいるのでオスタリスの腕輪を外したら凶暴化して襲ってくる事を予期されるのではないかとひやひやしながらプレイしていた。
オスタリスとローゼンの関係などを訊かれると、その可能性が高まる。
なので気を逸らすためになぞなぞを出した、という所はあった。
セッション中には説明しなかったが、「フェンブレンの書」とは実は妖術ソーサリーの呪文書だ(笑)。
40年前にはアランシアでは知られていなかったが、当時革新的な魔術師フェンブレンが旧世界から持ち帰ったもの、という設定。
これも気を逸らす為の一つの材料だ。

時間的に3時間では少々きついシナリオだったかも知れない。
そこが反省点だ。
二回に分ければよかったかなぁ。
プレイヤーの皆様お疲れ様でした&ありがとうございました。

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AFF2eショートシナリオ記録03
AFF2eショートシナリオ記録02の続き。
今回で最終回予定。

陽の暮れかけた登山道を急ぐ二人。
まだ日没までは時間があるが、木立の事もあり山道は暗い。
と夕陽に照らされた道に立ちすくむ人影に気付いた。
ぼろぼろのカビの生えた衣服を纏い、虚ろな視線を二人に向けている。
その者はゆっくりと近づいてきた。
あらかじめクロスボウの矢とソードに銀の軟膏を塗りつけていた二人はなんとかそのアンデッドを撃退するものの、周囲の草むらから更に2体姿を現す。
ヘルガがアクエリアから貰った蝋燭に火をつけると、その者達の足が一瞬止まった。
が、さらに草むらから新手が現れる。
アンデッド達の動きが緩慢である事から二人はその場を逃げ出し、アクエリアに教えて貰った脇道を捜す。
なんとかそれらしいものを発見した二人がそちらに進むと、岩肌に洞窟が見えた。
駆け込む二人。
アンデッド達はすぐ近くまで追ってきているようだが、洞窟には近づいてこない。
一息ついて洞窟の奥へ進むとそこには小さな祭壇と太陽石の嵌ったグランタンカの神像があった。
太陽石は光輝き熱を放っている。
食事をする事にするが、ここで保存食のいくつかがダメになっている事に気付いた。
アクエリアの水柱からしぶきを受けた際、水に濡れてしまったようだ。
二人はグランタンカの太陽石で衣類と荷物、特に毛布を乾かし洞窟で就寝する。
翌朝出発する前にヘルガは丁寧に祭壇の掃除をする。
と、なんだか喜ばしい気分になる(運点が一点回復した)。

目的の塔まで1時間も経たないうちに辿り着く。
四角い建物を積み重ねたような塔だ。
ひどく痛んでおり三階まであるが、本来はもっと高い建物だったのかも知れない。
瓦礫が周囲に散乱している。
建物に入ると中は何の調度もないがらんどう。
ただ階段が上の階に続いている。
賢者オスタリスの名前と用件を大声で呼ばわると上階から「上がってまいれ」と老人の声が返ってきた。
二階は一階と同じような様子だ。
三階へ上がるとここも同じような部屋だが部屋の真ん中に一匹の巨大な魔獣が寝そべっていた。
頭は人間のようだが身体はライオン、背中にはこうもりの翼、尻尾にはサソリの尾が。
マンティコアだ。
ただひどく年老いているようで、毛並みは白くなり翼はひび割れ、また目はよく見えないようだった。
声はしっかりしており、知性と理性が感じられる。
彼が賢者オスタリスだった。
ローゼン師からの手紙をことづかった旨を伝えると「私は目がよく見えない、読んでくれ」とのこと。
ヘルガが読み上げる。
内容は二人の弟子に試練としてこの旅を申しつけた事、彼らの知恵を試して欲しい事、オスタリスに会った事の証拠として「フェンブレンの書」を持たせてやって欲しいこと、が書かれていた。
しかしオスタリスは「フェンブレンの書」は既にここにはない、という。

オスタリスは元々のこの塔の主、魔術師エリザールに仕えていた魔獣。
40年前にエリザールはローゼンによって倒され、彼から解放された。
エリザールの研究は当時としてはあまりにも先進的で異端なものだった。
エリザールの研究資料や収集品が世に知られるのは危険すぎたが、破棄してしまうにはあまりにも貴重な資料だった。
そこでオスタリスがこの塔の番人となる事になった。
「フェンブレンの書」もその収集品のうちのひとつだったが、現在では広く知られる知識となり危険はないとローゼンは判断したようだ。
だがオスタリスが狩りに出ている留守中に盗賊が侵入したらしい。
彼らはこの塔の「お宝」が目当てだったようだが、望みの財宝は見つからず腹いせに書庫を焼き払ってしまったのだった。
エリザールの宝は全て失われてしまった。

オスタリスはそんな事情で本は渡せないが、自分に会った証拠として前肢にはめた金の腕輪を渡そう、と告げる。
「この腕輪の事はローゼンもよく知っておる。それとそなたらの知恵を試せとあったな。この謎が解けるなら腕輪を渡そうではないか」
オスタリスはなぞなぞを語り始める。

「9枚の金貨がある。そのうちの一枚はニセ金だ。ニセ金は本物よりもわずかに軽い。天秤ばかりが一つあるがひどく古い物であと二回しか使用出来ない。さてどうやってニセ金を見分けるか?」(天秤ばかりは理科の実験で使ったような二枚の上皿があるタイプだ)。

ヘルガが答えた。
「正解だ!私にはこの腕輪を外す事が出来ないので外して持って行くと良い」とオスタリス。
エドワードが慎重に外す。
と、オスタリスの様子が変わった。
しばらくうつむいていたようだが、突然咆哮を上げ二人に襲いかかってくる。
エドワードはすかさず〈透明〉で姿を隠す。
ヘルガは石弓を構えるので精一杯だ。
エドワードは向かってくるオスタリスの腕に元のように腕輪をはめる事に何とか成功する(運試し成功)。

正気を取り戻したオスタリスは自らの身を恥じる(彼はエリザールより知性は与えられていたが、理性までは与えられていなかった。ローゼンの腕輪によって理性を保っていたのだが、本人はその事をしらなかったのだ)。
オスタリスは腕輪の代わりに自らの鬣を一房持って行くがよい、と告げヘルガが切り取る。
またオスタリスは面倒をかけた謝礼として隠し扉から袋を一つ取りだしてきた。
中には金貨がつまっている。

帰り道には特に何事も無く、その日の夕方にはなんとか学院まで辿り着いた。
ローゼンは旅の経過の報告を聞き満足する。
ローゼンからの報酬は特にないが、彼らの内申点には反映されるだろう。


少し時間をオーバーしていたので、最後駆け足になってしまった(汗)。
登場したアンデッドは「腐れ(ディケイヤー)」。
コイツは病気を感染させるという怖ろしいやつなのだが、潜伏期間が一週間あり冒険が一段落ついたところで感染したかどうか運試しさせるつもりだったのだが、忘れていた(汗)。
まぁいずれにしろ学院で治療されただろうが。
最後のマンティコアはまともに戦えばかなりの強敵となるはずだった。
老齢のためモンスター辞典のデータよりは少し技術点と体力点を下げてはいたのだが。
ヘルガの〈電撃破〉がまともに使えれば、二回命中で倒せただろう。
あるいはエドワードが最初のドワーフを無力化したように〈泥酔〉を使う手もあった。
〈拘束〉で無力化、〈飛行〉〈浮遊〉などで安全圏に逃げる手もあったが(オスタリスは翼が痛んでおり飛べない)、これらの呪文は二人とも知らなかった。
ただ、攻撃が命中するとかなりの大ダメージを受ける可能性はあった(汗)。
サソリの尾が命中すると6ダメージである。
オスタリスを殺さずにクリアした事で経験点は65点ということにした。

元々のアイデアは三匹の山羊の民話「がらがらどん」だった。
橋を三つにして橋を渡る度にモンスターと遭遇するという(笑)。
基本一本道でモンスターとの遭遇は避けられないが、PCの体力点、魔力ポイントの状態によってディレクター側はアドリブでモンスターデータを調整出来る。
が、それでは単純すぎるので色々考えているうちにイソップ童話の要素も入ってしまった。
今回のPCは全員魔術師で、基本魔法だけでトラブルを回避して貰うつもりだった。
が、思ったよりPCの戦闘能力が高かった(汗)。
ディレクターとして手加減したところは無かったが、最初の戦闘で時間が掛かりすぎてしまい盗賊との遭遇をパスさせてしまったのは痛かったかも知れない。
パスするならレプラコーンのイベントだったな、とあとで思った。
魔法使いは強力だが、それも有限の魔力ポイントが尽きるまでの話でその辺りのバランスを見極めたかったところもある。
祠で就寝した時には二人はほとんど魔力ポイントを使い切っていたようなので、体力点はそれほど減らなかったが丁度良いぐらいのバランスだったのかも知れない。
祠で魔力点を回復させたのは勿論マンティコアとの戦闘が予想されたからだ。

アクエリアの首飾りを盗んだ盗賊達だが、実は足止めを喰らっている。
山を下りるためには橋を渡らなければならないが、アクエリアが通すはずがない(笑)。
十分な装備があれば登山道を避けて下山も可能だろうが、やつら今後どうするつもりだろうか(笑)。

少し追記。
なぞなぞの答えを書いておくのを忘れてしまった(汗)。
続きを読む、にて。
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AFF2eショートシナリオ記録02
AFF2eショートシナリオ記録01の続き。

昨日書き忘れたが、最初に出てきたモンスター二匹はGB「バルサスの要塞」に登場した門番の犬猿と猿犬だ。
この二匹、ルールブックにもモンスター辞典にもデータがない(汗)。
なので技術点体力点はGBより流用し、攻撃ダメージは「噛みつき/かぎ爪 小型」「アーマー無し」として扱った。
GBでは取引に応じたりして言葉を喋り知性もあるようだが、今回はディレクターの都合でいきなり襲わせることに。
ちなみに頭が犬の方が猿犬みたいである(笑)。

ヘルガの傷を治療しさらに山道を進んでいくと、左手に森が開けている場所があり大きな厩と粗末な小屋が見える。
厩はすっかり荒れ果てているが、小屋は手入れされている様子で煙突から煙がたなびいているのが見える。
また窓が開け放たれている。
二人は先ほどの襲撃者の事もあり、足音を忍ばせて通り過ぎようとするが小屋のドアが開いて一人の中年男が出てきた。
ショートソードを腰につるし、だらしない服装をしている。
「この山に何のようだ?どこに行く?」
二人が無愛想に応じると、男は「勝手にしやがれ!」と一声残して小屋に去っていった。

小屋のあった場所から先、道幅は細くなる。
やがて滝の音が近くなってくる。
再び石橋があり、川の上流は囂々と流れ落ちる滝となっている。
石橋は5mばかり崩落しておりそのまま進む事は出来ない。
もし落ちたらそのまま滝壺だ。
二人が迂回路がないか、丸木橋を作って渡るか?と相談していると、頭上から子供のクスクス笑いが聞こえる。
頭上5mの空中に突然姿を現したのは赤い衣装に赤いとんがり帽子を被った身長1mほどの小人、レプラコーン。
「川を渡りたいなら僕が渡してあげようか?ただし一人金貨10枚だ」
二人にはそれだけの手持ちはない。
レプラコーンの真意を測るためヘルガは〈心話〉を使用。
悪意という程ではないが、二人をいたずらの対象としているのはうかがい知れる。
また橋が壊された幻影を見せられているのではないかと考えたエドワードは魔力を余分に使用して〈呪文封じ〉を橋に使用する。
が、橋に幻術などかかってはいなかった。
二人の態度にうんざりしたレプラコーンは「なんだい、人がせっかく親切で言ってやってるのに」と腹を立てて姿を消した。
結局丸木橋を作る事にするが、ヘルガはドワーフの斧を捨ててしまった事をここで後悔した。
運良く手頃な倒木をすぐに発見する事が出来た(二人とも運試しに成功)。
崩落部分に渡し、石を咬ませて固定する。
更にロープで固定して命綱も手摺りにかけた(残り10mのロープを全て使用)。
どちらが先に渡るか?という話になるが、体重の軽いエドワードが先に渡る事に。
エドワードはなんなく渡りきる。
「おばさーん、大丈夫かい。渡れる?」
と対岸から冷やかすように声をかけるエドワード。
命綱のロープをたぐり寄せてヘルガが渡り始めると…何者かにバックパックの中を漁られているような気配が感じられた。
「いただき~!」
空中に姿を現したのは先ほどのレプラコーンだった。
手には傷薬の軟膏のビンを持っている。
レプラコーンは一瞬姿を現したがすぐに又姿を消してしまった。
なすすべもなく二人はまた登山道を進む。

予想外に時間をとられ、陽は既に傾きかけている。
二人は螺旋状に山を一周して再び川を渡る石橋を前にしていた。
目的地までもうそれほどかからないはずだ。
今度は先ほどの滝の上を渡る橋だ。
今度の橋はしっかりしているように見える。
橋を渡り始めると…眼下の滝壺から巨大な水柱が立ち昇り、彼らの頭上にまで巻き上がる。
二人はずぶ濡れになってしまった。
やがて水柱の上に姿を現したのはトーガのような衣装を纏った若く美しい女性だった。
だがその美しさにはどこか非人間的で冷たい印象もある。
彼女は両手をさしだし二人に問うた。
「そなたらがなくしたのはこの金色の軟膏か?それとも銀色の軟膏か?」
掌にはそれぞれヘルガが盗まれた軟膏のビンと瓜二つのものが。
しかしそれぞれ金色と銀色に輝いている。
「私達がなくしたのは普通の軟膏のビンです」と正直に答える。
と、彼女は少し表情を緩めて「そなたたちは正直者だな」と二つのビンとともに最初にぬすまれたビンも渡してくれる。
「私はこの川の神の娘、アクエリアじゃ。そなた達のことは最初にこの川を渡った時から気付いておったが、あの盗賊どもとはいささか種類の異なる人間のようじゃな」
彼女が語るには、彼女は眷属の婚礼の祝宴に呼ばれて100年ばかりこの地を離れていたらしい。
毎晩の宴会に倦み疲れ、最近帰ってきてみれば何があったのか山にはモンスター達が徘徊している。
あまつさえ彼女が隠しておいた大事なサファイアの首飾りも無くなっていたそうだ。
痕跡から人間の盗賊の仕業のようだが、彼女は水からは離れられない。
ほとほと人間には愛想をつかしかけていた、とのこと。
二人の目的を聞くと、この先はアンデッドモンスターが徘徊しており危険だと警告してくれる。
アクエリアはアンデッド除けの蝋燭を二人に渡したが、怯ませる程度の効果しかない。
この先30分ほども進むと左側に脇道がある。
その道を進めば洞窟があるのでそこでキャンプすると良いだろう、と助言してくれる。
なんでもこの山の神の怒りを静めるため、数百年前にグランタンカの聖人が作った祠なのだそうだ。
そこはアンデッドも怖れて近づかない。
陽も暮れかけており、二人は礼を述べて先に進む。
二人が〈魔力知識〉で鑑定すると金の軟膏の効果はわからなかったが、銀の軟膏は武器などに塗りつけておくと銀の武器と同じ効果があるようだった。


最初の小屋とその住人達は盗賊。
前回の戦闘でひどく傷ついていたらここで休憩とかもあるかな?と思っていた。
今回のシナリオ、GMはミドル~ハイティーンぐらいのPCを想定していた。
PCが小屋を偵察すれば(それこそエドワードには〈透明〉がある)、そこで仕事の分け前を相談している盗賊達の会話を聞く事が出来た。
テーブルには高価そうな首飾り、勿論これはアクエリアが盗まれたもの。
素通りするなら子供達だけのパーティーを盗賊の首領が食事に誘う、さらに強引に襲撃と考えていた。
奴隷として売るためだ。
盗賊達はPCが魔法使いとは知らないわけで。
ちなみに人間の盗賊以外にオークとマンオークの仲間がいた。
不意打ち出来ればPC達は苦もなく倒せていただろう。
今回は大人のヘルガが同伴していたので盗賊は強引には襲ってこなかった。
ヘルガのキャラは背景設定がしっかり出来ていたのでそのまま使って貰う事にした。
アンバランスさが面白そうだったので(笑)。
実際エドワードとの掛け合いは面白かった^^。
しかし、準備したシナリオにはあわなかったかな~?。
もちろんこれはGM側のミスである。

二つ目の橋のレプラコーンはPCに交渉などロールプレイの機会を与えるために設定した。
値引き交渉とかあるかと思ったのだ。
が、PCは最初からレプラコーンを信用しておらず(ある意味当然)物別れとなる。
実際所持金が少なすぎた事もあった。
素直にお金を払っても、レプラコーンは〈浮遊〉をかけてPCを後ろから押す、その隙にアイテムを盗むのだが(汗)。

三つ目の橋。
川の女神のアクエリア様はこのシナリオほぼ唯一のお助けキャラ。
声は川村万梨阿さんで想像していただきたい(汗)。
実は盗賊の小屋で+2のスローイングダガーが手に入る予定になっていた。
空中に逃げるレプラコーンにダガー投げないかな?と思っていた。
成功しても失敗してもダガーは滝壺に落ちて回収できない。
そこでアクエリアが現れダガーを返す、と考えていた。
勿論銀のダガーはアンデッド退治に役に立つ。
プレイの都合でダガーは手に入らず軟膏を盗まれたので(ランダムに決めて貰った)ここでアドリブで金の軟膏と銀の軟膏を出してみた(笑)。
首飾りを手に入れており、アクエリアに返すと彼女はPCに強引に〈えら〉をかけて水中の宮殿でもてなす事になっていた。
〈えら〉は水中では呼吸できるようになるが、地上では呼吸できない。
体力と魔力ポイントは回復するが、何せ100年宴会を続ける神様の眷属なので抜け出すにはアクエリアを説得しなければならなかった。
アクエリアは川の神の娘でデータ的にはモンスター辞典の水の精霊を準備しておいたが、戦闘になる事はないだろうと思っていた。
というか戦闘になったらPCがかなう相手ではない(汗)。
精霊と言うよりはギリシャ神話のニンフに近い存在で、本体は水だが物質的な肉体を形作る事も可能。
という事にしておいた。

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